よくあるご質問

よくある質問をまとめています。質問事項をクリックすると回答が表示されます。
今後、随時、質問を追加していきます。

 

目次

1.総合情報サイトJ-RAM(本サイト)について

2.RI実験について

3.安全取扱いについて

4.製品・サービスについて

5.製品検索・見積について

6.注文方法について

7.納品について

 


 

1.総合情報サイトJ-RAM(本サイト)について

J-RAM(JRIA-RADIO ACTIVE MATERIAL)とは、公益社団法人日本アイソトープ協会が運営しているウェブサイトであり、以下のサービスを提供しております。 なお、J-RAMに掲載しているサービスは放射性試薬に限ります。密封線源(校正用線源等)、放射能標準溶液に関しましてはこちらのページをご参照ください。
・製品の検索、見積、注文 ・研究に役立つ情報の提供
・研究の進め方に関する相談窓口の設置
・放射性試薬に関連するニュース

日本アイソトープ協会は1951年の設立以来、日本国内のアイソトープの供給、廃棄、学術活動を担ってきました。その活動の一環として、放射性試薬を全国のお客様へ頒布しております。 放射性試薬は、関係法令による規制の対象となっており、製品の納品等については特別な対応が必要になるものもあるため、当協会がメーカー各社の製品を取扱い、安定的に供給に努めております。

詳細はこちらから。

主に医学、薬学、基礎生物学分野の研究者向けとなっております。

お問い合わせは下記までお願いします。医薬品・試薬課では放射性試薬及び放射性医薬品の頒布や、RI利用の普及啓発に関する活動を行っており、活動の一環としてJ-RAMの運営・管理をしております。

問い合わせ先
公益社団法人日本アイソトープ協会 医薬品・試薬課
TEL:03-5395-8033 FAX:03-5395-8055(0120-012895 注文専用)
Mail:shiyaku★jrias.or.jp
※ 上記の「★」記号を「@」記号 に置き換えて下さい。

注文サイトJ-RAMは2004年のリリース以来、放射性試薬の「製品カタログ」及び「注文サイト」としてお客様にご利用いただいてきました。ここに、新たなサービスとして情報提供機能を追加しようと試みましたが改修が難しく、2018年に新たに総合情報サイト(本サイト)を立ち上げました。2つの別個のサイトとなってしまい、お客様にはご不便をおかけしますが、目的に応じてご利用いただければ幸いです。

2.RI実験について

生命現象の解明から創薬研究まで多様な研究領域で用いられます。基礎研究では、分子細胞生物学、生化学、応用研究では、医薬、薬学、獣医学、栄養学、農学などです。

多様な測定対象があります。インビトロ実験については詳細はこちらからご参照ください。インビボ実験については今後分子イメージングプロトコルをリリース予定です。

RIで標識しても科学的な挙動は元の化合物とほぼ同じです。そのため、化合物の動態解析実験において強みを発揮します。

RI実験は検出感度が極めて高いため、極微量の物質を検出することができます、そのため、投与する量も微量で十分な場合があります、また、定量性に優れている点が挙げられます。特に、ImagingPlateでは、これまで用いられてきたX線フィルムに比べて検出感度3桁ほど高く、広い計測範囲で定量性が保たれています。

DNA、RNA、ペプチド、タンパク質、抗体、化合物、細胞などがあります。RI単体として実験に利用することも可能です。

通常の化学・生物学実験とRI実験との違いを意識し、RIの許可、計測器の有無、実験動物使用の可否、実験施設の選定について準備する必要があります。また、被ばくリスクを低減させるために、実験時間の短縮や廃棄物の低減に努める必要があります。 詳しくは、「ライフサイエンス分野のためのRI実験ガイド」7)実験計画をご覧ください。

実験動物を用いる実験も可能です。 ですが、RI施設によっては動物実験を行えないところもありますので、あらかじめ放射線安全管理担当者へ相談してください。また、小動物用のPETやSPECT等のイメージング装置も保有している施設が限られています。

例:Glutamic acid, L-[14C(U)]- 化合物名の後に、カンマに続き括弧があり、括弧内にはRI標識の位置や種類が記載されています。括弧内は(U)以外にも種類があり、それぞれ標識位置によって表記が異なります。

基本的には蛍光・発光物質を用いる実験と同じような以下の流れでデータを取得できます。 ①目的物をRI標識(RI標識済みの市販品を用いる場合もあります) ②培養細胞や実験動物に導入 ③計測器で検出

試料中のRIの活性を定量するために、β線放出RIの場合は液体シンチレーションカウンタ、γ線放出RIの場合はガンマカウンタを用い、放射能分布を計測する場合はイメージングアナライザを使用します。詳しい計測方法については「ライフサイエンス分野のためのRI実験ガイド」8)代表的なRIの計測方法をご覧ください。

計数率は、一分間あたりの放射線のカウント数(CPM:count per minute)、計数効率は、放射性飼料を計測したとき、崩壊率(dpm:)に対する計数率の比を「計数効率」といいます。(計数効率=計数率(cpm)/崩壊率(dpm))放射能の絶対量を求める際には、液体シンチレーションカウンタによる計数値(cpm)を適切な計数効率で補正し、崩壊率(dpm)を求める必要があります。

蛍光・発光試薬を使う実験と同様に、用いる計測器に応じて数値や画像が得られます。例えば、ラジオイムノアッセイでは1分間当たりの放射線の計数率:CPM(count per minute)という数値で表され、その数値から検量線を作成し、着目する物質の濃度を求めることが出来ます。

計数率(cpm)が低い試料の場合、1分間の計測では誤差が大きく正しい値が得られないことがあります。系数値の統計的な取り扱いは、総計数=N±√ Nですので、多く数えれば数えるほど誤差は小さくなります。統計的に数値の持つ誤差をなるべく統一させるためには、計測は総計数が同じ値になるまでの時間を行うほうがよいと考えられます。ただし、係数率の低い試料では計測時間が著しく長くなりますので、常識的な時間(20分程度)を設定する必要もあります。

計数率(cpm)が高いときは検出率の不感時間(分解時間)による数え落としを考慮しなくてはいけません、10,000,000 cpmを超えたら要注意で、数十万 cpm以内で計測できるように試料を調整した方が良いでしょう。

RI実験は、蛍光・発光標識試薬と同じような用途で用いることができるので、その種類は多岐に渡ります。 インビトロ実験については「ライフサイエンス分野のためのRI実験一覧」から、インビボ実験については「小動物用PET、SPECTによる分子イメージング研究ガイド」からご覧ください。

ご自身が興味あるRI実験を実施している研究者にコンタクトを取り、そこから共同研究というかたちで実験する方法があります。 また、2020年度、RI実験希望者とRI施設とのマッチングを目的としたコンテンツ(全国のRI施設一覧 ~実験希望者とRI施設がつながるきっかけとして~)をリリースいたしましたので、ぜひご活用ください。

小動物用PET、SPECTによる分子イメージング研究ガイド」のP. 17, 18からご自身の研究分野に近い著者を選び、コンタクトを取ってみるのがよいでしょう。

3.安全取扱いについて

使用を希望する放射性試薬が管理区域内で取り扱えるかは、その施設の許可内容に依ります。許可を取っている使用方法及び核種であれば実験をすることが可能ですが、実験計画を立てた段階で必ず施設の放射線安全管理担当者に確認してください。

放射性試薬の開封や分取時など、様々な作業で汚染の危険性があります。詳しくはweb版の「放射性試薬の安全取扱ガイド2版 5)放射性試薬の取扱い」をご覧ください。汚染防止だけではなく、被ばくを減らすための工夫も必要です。

「放射性試薬の安全取扱ガイド2版 7)汚染した場合の対処方法」にて例を紹介しています。汚染を確認したら、一人で対応しようとせず、周りの人に協力を求め、さらに放射線安全管理担当者に速やかに連絡してください。担当者同伴の元、安全性・廃棄物量等を考えて対処してください。

専門機関のスタッフ、当協会の有資格者が連携し、RIの取扱いに係る様々な悩みを相談する窓口があります。窓口はこちらから。

汚染がなければ、自治体の処理に従って廃棄をお願いします。汚染がある場合は、廃棄物として取り扱います。

「放射性試薬の安全取扱ガイド」の英語版、「Safe Handling Guide for Radioactive Reagents」を2020年11月より公開いたしました。イラストが多く、初学者でもRIについて簡単に学べる冊子となっています。

また、大学等放射線施設協議会監修のもと、当協会にて編集・発行している「Basic Knowledge of Radiation and Radioisotopes 2019 」についてはこちらから。

4.製品・サービスについて

放射性試薬(放射性標識化合物、精製アイソトープ)に限ります。密封線源(校正用線源等)、放射能標準溶液に関しましてはこちら(当協会のページへ移行します)のページをご参照ください。

取扱の核種はこちらのページにございます。ページにない核種でもお取り扱いが可能な場合がございますので、お気軽にお問合せ下さい。

レビティ社の製品データシートはWEBサイトから入手していただく形式ですので、お手数をおかけいたしますが
下記サイトにアクセスし、製品コードで検索し、製品情報を入手していただくようお願いします。

なお、3H、14C、ヨウ化ナトリウムを除く125I標識化合物では、
ロット番号に固有の番号を使っていますので、それを使って検索していただくことも可能です。
ロット番号は製品ラベルに記載されています。

製品データシート検索サイト

フルデオキシグルコース(F-18)をはじめとした、多数の放射性医薬品の取扱いがございますので、製品カタログ、価格、納期をお問合せください。 また、注文方法については、アイソトープ注文書にご記載の上、医薬品・試薬課までFAXをお送りください。 アイソトープ注文書はこちらのページからダウンロードしてください。なお、製品コード欄は記載不要です。

実験の種類により、用いる放射性試薬はおおよそ決まりますので、「ライフサイエンス分野のためのRI実験ガイド」の放射性試薬の選定についてこちらをご覧ください。また、「RI実験プロトコル」を公開しております。放射性試薬の選定にお役立てください。

用途が異なります。 放射性試薬は、主に生物学実験に用いられます。密封線源・放射能標準溶液は、機器等の校正等に用いられます。

これらの違いは、RI標識化合物(有機化合物)と、RI(無機化合物)の違いになります。

手配可能な場合がございますのでお気軽にお問合せください。

各社で得意とする核種、標識方法が異なります。合成の実績があるものはスムーズに手配が可能な場合があります。詳細はこちらのページを参照してください。 以下の情報を揃えて、各社に相談するのがよいでしょう。 注文内容が決まりましたら当協会へご注文下さい。
・化合物名
・構造式および標識核種、標識位置
・異性体の有無
・必要な放射能量
・比放射能
・放射化学的純度
・最終体の形状(固体、溶液)
・合成方法、参考文献 ・分析条件(HPLC、TLC)

RI使用の許可をお持ちの施設であれば、RIの輸入をお客様ご自身で行っていただけます。 ご希望に応じて、当協会にて通関及び国内輸送手配を承ることもできます。 詳細はこちらをご覧ください。

当協会より購入可能です。詳細はこちらからご覧ください。

放射性同位元素等規制法で規制されている規制値未満(下限数量以下)であれば購入が可能です。詳細はこちらからご覧ください。

当協会では、個人名義でのご購入はできません。団体、法人に限らせていただいています。

また、放射性同位元素等規制法で規制されている規制値未満(下限数量以下)であれば購入が可能です。詳細は以下からご覧ください。

下限数量以下の製品

許可を持たない事業所向け
許可を有する事業所向け

放射性試薬を転売するには、放射性同位元素等規制法で販売の届出が必要です。届出には、同法の保管・運搬・廃棄の各基準を適用すること、放射線障害予防規程の制定及び放射線取扱主任者第3種資格者の選任が必要です。

6.注文方法について

注文サイトJ-RAMから、もしくはFAX(0120-012895)での注文を承っております。RI施設ごとに注文方法を定めている場合がありますので、ご自身が所属する施設の放射線安全管理スタッフに確認してください。

当協会に着信しました放射性試薬の注文書は、すべてお客様にFAXまたはメールにて返信いたします。当日または翌日までに返信がない場合には、未着の可能性がございますので、下記問い合わせ先までご連絡ください。

不要です。 FAXでのお申込みの前にお電話で仮注文を頂く場合もございますが、必須ではございません。ただし、締切時刻までにFAX送信が間に合わない場合にはお電話にてお問い合わせください。

キャンセルや納期変更等注文内容に変更が生じた場合、一部の製品を除き注文締め切り日時前でしたら変更が可能です。まずはお問合せ下さい。 なお、注文締め切り前であっても注文内容の変更やキャンセルができない製品についてはJ-RAMの製品情報でご案内しております。

7.納品について

製品の納期が遅延した場合は、当協会よりお電話、またはメールにてご連絡し、新たなお受け取りの日程をご相談させていただきます。製品にもよりますが、大幅に納期が遅延する場合は、キャンセル等も承ります。

当協会へお問合せください。

申し訳ございません、納品時間の指定は承ることが出来ません。通常、納品日の午前中のお届けとなるケースが多いです(一部地域を除く)が、午後の納品となる場合もございます。

 

問い合わせ先

公益社団法人日本アイソトープ協会
医薬品・試薬課
TEL:03-5395-8033
FAX:03-5395-8055 (0120-012895 注文専用)
Mail:shiyaku★jrias.or.jp
※ 上記の「★」記号を「@」記号 に置き換えて下さい。