計測時間はどのように設定したらよいですか?

計数率(cpm)が低い試料の場合、1分間の計測では誤差が大きく正しい値が得られないことがあります。系数値の統計的な取り扱いは、総計数=N±√ Nですので、多く数えれば数えるほど誤差は小さくなります。統計的に数値の持つ誤差をなるべく統一させるためには、計測は総計数が同じ値になるまでの時間を行うほうがよいと考えられます。ただし、係数率の低い試料では計測時間が著しく長くなりますので、常識的な時間(20分程度)を設定する必要もあります。