PIXE(Particle Induced X-ray Emission)

装置保有施設:QST 高崎量子応用研究所 イオン照射研究施設

 マイクロPIXE(Particle Induced X-ray Emission)分析は、加速器で発生させたイオンマイクロビームをサンプルに照射することにより、励起される元素の特性X線を測定して分析を行い、細胞内等の極微小な領域の元素分布を明らかにする方法です。同一サンプル中のNaからUまでの多元素を高感度に同時分析することが可能であり、試料の微量元素の分布を1ミクロンの高空間分解能で画像化することができます。特にQST高崎研のようにサンプルを大気中に置いて測定できる装置では、含水サンプルをそのまま測定できるアドバンテージがあります。

 図にイネの葉身断面の元素分布を撮像した結果を示します。青がケイ素、白がカリウム、緑がカルシウム、赤が亜鉛の局在を示しています。元素によって局在が大きく異なることがわかります。サンプルの作成には凍結切片法や樹脂包埋法などを用いることが可能で、対象に適した手法を選択することができます。

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