35S-γ-GTP結合アッセイのデータ解析

目次

取得できるデータ
Basal signalとStimulation signal
用語説明

 


 

取得できるデータ

35S-γ-GTP結合アッセイで得られるデータ解析方法にはさまざまなものがあります。
1つの方法として、1分あたりのカウント数(cpm)とリガンドまたは化合物の濃度をプロットする方法があります。

ヒトのアデノシンA1受容体膜への35S-γ-GTP結合アッセイのデータ
このデータは、WGA SPA PVTシンチレーションビーズを使用して測定されました。

 

basal signalの値に対するstimulated signalとして

35S-γ-GTP結合アッセイで得られるデータは、刺激無しの受容体のシグナル(basalの値)を刺激ありのものと比較し、basal signalに対する% over basalまたはFold over basalとして表されます。

データを処理するときは、バックグラウンド(非特異的結合)を差し引く必要があります。

basal signalに対する% over basalまたはFold over basalを決定するための方程式。

 

上記の式を使用するには、次のコントロール実験を行う必要があります。

刺激無しのBasal signalの値を求めるために:
アゴニストまたはアンタゴニストなしの状態で、細胞膜、および35S-γ-GTPを用いて測定します。

非特異的結合コントロールを求めるために:
35S-γ-GTPを追加する前に、過剰量の非標識GTPを追加した状態で、細胞膜、非標識GTP、および35S-γ-GTPを用いて測定します。

 

用語説明

容量効果(Potency)(EC50またはIC50):
容量効果は、特定の反応を生成するために必要な薬物の濃度の尺度です。 容量効果は一般に、受容体の特定のリガンドまたは化合物のEC50またはIC50(最大応答の半分を与える濃度)として示されます。

最大効果(Efficacy)(Emax):
最大効果は、あるリガンドによって生成された最大応答と比較した、別のリガンドによって生成された最大応答の尺度です。 これは、データを正規化(ノーマライズ)する方法です。 最大効果は、アゴニストの最大応答を相互に比較するために最も一般的に使用されます。