放射線誘起反応によるDNA損傷

RADIOISOTOPES 66 巻 (2017) 10 号より、ライフサイエンス分野、医学分野等に関連する記事をご紹介いたします。

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著者:小林 一雄

抄録:放射線照射によるDNA損傷の中でもDNAに溶媒和している水分子のイオン化により生成するH2O·+とDNAの反応過程が重要である。その中でも,糖–リン酸部位のラジカルの生成がDNA主鎖の切断を引き起こす。放射線化学反応の特徴である低エネルギー電子とDNAの反応や,修復することができない複数個の損傷が局在化して生成するclustered damageについて紹介する。