イネ科草本植物の群落構造が群落内の風速に与える影響—TRU廃棄物処理における安全評価にむけて

RADIOISOTOPES 66 巻 (2017) 9 号より、ライフサイエンス分野、医学分野等に関連する記事をご紹介いたします。

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著者:遠藤 いず貴, 石井 伸昌, 大橋 瑞江, 松本 一穂, 内田 滋夫

抄録:TRU廃棄物の地層処分生物圏評価において,気体の14Cの植物体への移行が考慮されていない。気体の混合に寄与する風を評価するため,2つのイネ科植物群落の3測定高で風速を測定した。両群落のバイオマスは同じだったが,群落-2に比べて群落-1の草丈は78%であり,群落密度は2倍だった。群落上に対する群落内の風速は密な群落(群落-1)で制限された。群落密度が群落内の気体の滞留および植物への14Cの移行に影響することが示唆された。