動物データに基づくヒト放射線内部被ばく線量の評価―薬物動態学的方法論の応用―

RADIOISOTOPES 64 巻 (2015) 11 号より、ライフサイエンス分野、医学分野等に関連する記事をご紹介いたします。

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著者:杉本 倫教, 岩瀬 由未子, 弓田 長彦, 千葉 康司, 山崎 浩史, 池田 敏彦

抄録:放射性標識薬物のヒト試験では,実施前に,動物分布データを用いて内部被ばく線量が評価される。その際,放射能の消失過程における動物種差(通常,肝代謝)は,無視される。肝代謝が主たる消失経路の薬物について,種差補正を行う方法論を示した。動物とヒトのin vitro代謝速度データ,肝血流量及びタンパク非結合分率から肝クリアランスを求め,計算された内部被ばく線量に肝クリアランスの動物/ヒト比を乗じる手法の妥当性を示した。