PETでみる認知症における神経伝達系の病態

RADIOISOTOPES 64 巻 (2015) 3 号より、ライフサイエンス分野、医学分野等に関連する記事をご紹介いたします。

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著者:篠遠 仁

抄録:陽電子放射断層撮像法(positron emission tomography: PET)と適切な放射性リガンドを用いるとヒトの脳内神経伝達物質の機能を可視化することができる。脳内には多くの神経伝達物質系が存在するが,コリン神経系は特に認知症の病態に深くかかわる神経系である。放射線医学総合研究所では脳内のアセチルコリンを分解するアセチルコリンエステラーゼの活性を測定する放射性リガンドを開発し,アルツハイマー病,レビー小体型認知症,パーキンソン病など多くの疾患の病態を明らかにしてきた。