安定同位体13C-標識化合物を用いた脳代謝について―in vitro,ex vivo,in vivoでの研究―

RADIOISOTOPES 64 巻 (2015) 3 号より、ライフサイエンス分野、医学分野等に関連する記事をご紹介いたします。

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著者:金松 知幸

抄録:40数年前頃より分析用NMR装置の技術進歩により安定同位体である13Cのシグナルを高感度に検出することが可能となり,D-[1-13C]グルコースを用いた脳代謝研究が始まり,in vitro,ex vivo研究によりニューロンとグリア―アストロサイト―の間で代謝的交流が行われていることが示されてきた。また,20数年前頃よりサーフェイスコイルを用いたin vivo(非侵襲的)測定法が開発され,ヒト脳での代謝研究が行われ,代謝的交流が精神・神経疾患によって変化することが見いだされている。