放射性試薬の安全取扱ガイド2版 Ⅱ

2)管理区域に入る前の準備

 

目次

実験計画
放射線取扱従事者登録
健康診断
教育訓練
注文依頼

 

・管理区域入室までのイメージについて、一連の流れでご紹介します。
・各施設によって内容は異なりますので、施設の放射線安全管理担当者に確認しつつ準備をしてください。

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① 実験計画

・実験計画を立て、使用希望の放射性試薬が管理区域(*)で取り扱えるかを放射線安全管理担当者に確認します。
希望の実験が施設でできない場合がありますので実験の内容も相談してください。
・実験計画の立て方は、ライフサイエンスガイド(2019年度リリース予定)をご参考ください。

* 管理区域とは
・RIを取扱う場所であって、一般の人々がむやみに立ち入らないように設定された特別な区域のことを指します。
・放射性試薬は、法令で定められた管理区域内の 作業室(以下使用室)にて取扱います。
・施設により異なりますが、一般的に管理区域内には汚染検査室、使用室、貯蔵室、保管廃棄設備などがあります。

(管理区域の例)

*RI使用時の注意点
・微量の放射性試薬でも、管理区域から持ち出して使用することはできません。
・しかし、管理区域外に設置された装置を使用する等、管理区域外で使用が有用である場合は、一定の条件のもとで予め原子力規制委員会の許可を得ることにより管理区域外での使用が認められることがあります。
・自施設で管理区域外使用が可能かどうかは、施設の放射線安全管理担当者に必ず確認し、決して自己による判断はしないでください。
・非密封RIの使用許可を持たない施設で下限数量以下の放射性試薬を使用したい場合はこちらのマニュアルをご覧ください。

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② 放射線取扱従事者登録申請

・施設で実験するにはその施設の放射線取扱従事者になる必要があります。
・そのために、施設の放射線安全管理担当者へ登録申請や使用計画書等必要な書類を提出してください。

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②-1 健康診断

・健康診断を受診します。
・実施する問診と検査又は検診は以下の通りです。
管理区域に立ち入る前と、立ち入った後1年を超えない期間ごとに受診します。

問診:被ばく歴の有無等
検査又は検診:血液検査、皮膚、眼等の検査等

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②-2 教育訓練(施設での指定された時間数にて)

・施設によって時間数は異なりますが、以下の教育訓練を受講してください。
管理区域に立ち入る前と、立ち入った後の1年度を超えない期間ごとに受講します。

放射線の人体に与える影響(30分以上)
放射性同位元素等又は放射線発生装置の安全取扱い(1時間以上)
放射線障害の防止に関する法令及び放射線障害予防規程(30分以上)

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③ 注文依頼

・放射性試薬の注文依頼を放射線安全管理担当者にします。
・日本アイソトープ協会から購入する場合は、注文手続きを施設の放射線安全管理担当者から(公社)日本アイソトープ協会 医薬品・試薬課へ行います。
・基本的にはFAX注文書を記載し、放射線取扱主任者の承認を得た後、アイソトープ協会へFAXすることで注文が完了します。
個人線量計を当日準備できるように、放射線安全管理担当者に事前に確認しておきす

*施設間の譲渡による入手もできますが、必要な手続きは施設の放射線安全管理担当者へ確認してください。

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