ImagingPlate(IP)

装置保有施設:多くのアイソトープ施設

 サンプル中の放射性同位体の分布を調べるために古くから、オートラジオグラフィが用いられてきました。オートラジオグラフィとは、放射性同位体を含むサンプルにX線フィルムを一定時間露光させた後、そのX線フィルムを現像することで、放射性同位体の分布を知る方法です。この方法では、X線フィルムの感度が放射線量に対して直線的な関係がなく定量性に難があることや、現像作業を暗室で行う必要があり初心者には技術的に難しいなどの欠点がありました。その後、輝尽性発光物質をシート状に塗布したものでX線フィルムを代用するようになってきました。輝尽性発光物質とは、放射線により励起される状態を蓄積し、He-Neレーザー等で一気に発光として蓄積分を知ることができる物質で、蛍光灯の光を照射すると再び初期状態に戻る性質があります。とりわけ国内では、イメージングプレートとして知られており、多くの放射性物質(3Hを含めて当協会が提供できるRIはすべて検出可能)を取り扱う実験で利用されています。可視化対象も、植物そのものや核酸等を電気泳動したアガロースゲルの他、汚染チェック目的で放射性発生装置周辺や環境放射線でも利用実績があります。初めてアイソトープ利用をご希望の方の多くがこの手法を利用することになると思います。

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